行動レポート

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2006年1025日(水) 第2次の申立人は 差別是正の救済命令 (勝利命令) を
                 勝ちとりました!  
神奈川県労働委員会にて

        ご支援をいただいた すべてのみなさんに、心から感謝申し上げます!
        ありがとうございました!!


     
   東芝(会社)は労働委員会命令を真摯に受けとめ、直ちに履行せよ!!

        
 「声明」 と、写真 を掲載します      命令の要旨は → こちら


神奈川県労委 第2次申立人の勝利命令にあたっての声明

東芝は ただちに争議を全面一括解決せよ

人権を守り差別のない明るい職場をつくる東芝の会
東芝賃金・資格差別争議支援共闘会議
東芝賃金資格差別是正申立弁護団

 本日、神奈川県労働委員会は、神労委平成15年(不)第10号、第14号、第18号、同平成16年(不)第9号東芝(昇格等)事件において、申立人に対する不当労働行為救済命令を交付しました。

 この命令は、東芝が申立人らの組合活動を嫌悪し、その活動を封じ込め、弱体化させることを意図して行ってきた差別と組合支配介入を、労働組合法第7条第1号及び第3号に該当する不当労働行為であると断罪し、申立人らの資格・賃金・等級・役職等を、申立人らと学歴・勤続年数の同一または近似の従業員の平均以上に是正をすることを命じたものです。 ただし2名については、比較すべき対象者が特定できない、出勤率が100%ではないとして、不当にも請求を棄却しました。

 今回の命令は、第1次申立人らが勝ち取った神奈川地労委命令(2001年) および中央労働委員会命令(2004年) で断罪された東芝の不当労働行為を あらためて認定したものであり、東芝で働く労働者が勝ち取った三連続勝利命令です。

 ご支援いただいた職場、地域、全国の皆様に感謝し、お礼を申し上げます。

 東芝がおこなってきた 「特殊労務対策」 は、会社が特定の思想を持つ従業員の組合活動を労務管理上格別に注視し、神奈川県警などから公安警察出身者を多数雇い入れて労務対策の専門職として各工場に配置し、インフォーマル組織・東芝扇会を活用のうえ、申立人らを 「問題者」 として差別・排除するという国家権力と一体となった特異な労務管理です。 これらの事実は、今回の県労委命令でも、明確に認定されました。

 第1次および第2次の申立人らは、原子力発電設備等を開発・製造してきた京浜事業所や浜川崎工場、軍事生産拠点である小向工場のほか生産技術センター、マイクロエレクトロニクスセンター等で働いてきました。 いま、東芝および東芝関係会社で活動している労働者は 「東芝の職場を明るくする会」 に団結して差別是正を求める闘いにたちあがっています。 この命令は、全国の職場で差別是正を求めて闘っている労働者を大きく励ますものです。

 いま、東芝は、談合事件や原子力発電設備の検査データねつ造事件など 「法令遵守」 「企業の社会的責任」 をふみにじる事件を続発させ、厳しい社会的批判をあびています。 東芝は、法を守り、ただちに争議解決を決断すべきです。

 私たちは、争議の全面一括解決を勝ち取るために、運動をいっそう強化発展させる決意です。 引き続き大きなご支援をお願い致します。

                                         2006年10月25日




申立人と支援者が待つ緊急報告集会の会場に 「勝利命令」 が伝えられました


緊急報告集会参加者は 東芝(会社)に差別争議の全面一括解決を迫る決意を固めあいました!!


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