[職場だより]  2015年10月19日   東芝再生への道4
2001年9月の大リストラ「01アクション」の内容

5. 2001年9月の大リストラ「01アクション」の内容

 経営環境の変化に対応し、経営体質のさらなる変化を 加速させるためにリストラを行い、
  @競争力強化
  A軽量化経営 
  B本社イニシアチブ
 を推進した。

5.1 競争力強化
 主力事業として3本柱を決める。
 「デジタルプロダクツ事業」 および 「電子デバイス 事業」の 成長事業領域 と、
 「社会インフラ事業」の安定事業領域 との 両方を主力 事業ドメイン(領域)に持ち、これらを基幹事業として、 高い収益性を安定的に確保する。

●デジタルプロダクツ事業
 ノートパソコン、ハードディスク(HDD)、液晶テレビ、 会計レジ、複写機

●電子デバイス事業
 半導体、小型燃料電池、医療のDNAチップ、中小型 液晶ディスプレイ

●社会インフラ事業
 原子力発電機、絶縁開閉装置、電車、自動改札機、水道 監視システム、エレベーター・エスカレーター、特許情報 検索システム、遠隔監視システム、医療機器、CT、X線診断 システム、超音波診断システム


5.2 軽量化経営
 ・競争力強化のための海外生産拠点の拡大
 ・アウトソーシング(生産委託 EMS)の拡大
 ・国内生産拠点の統廃合
   2003年までに30%を統廃合
 ・東芝グループの国内従業員14万8千人から
     1万7千人を削減、 1万人を配置転換


5.3 本社イニシアチブの強化
 ●東芝グループの調達コストを2年間で20%(5,600億円) 削減
  ・調達先6,750社を半減する。
  ・電子商取り引きでの調達を拡大する。

 ●経営変革運動(品質向上運動、小集団活動)による経営
 品質の向上
  ・2001年度利益創出額2,370億円の達成
  ・経営変革運動の常態化による新たな企業風土の定着

東芝の職場を明るくする会
連絡先  メール akaruku-tsb@kki.ne.jp