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[職場だより] 2015年08月08日 粉飾決算4
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職場からよせられた声の特集
粉飾決算について、職場からたくさんの意見が
よせられました。
それらを箇条書きでお知らせします。同じような
意見は、その中の代表的なものを記載しました。
これらの意見について、今後取材を行い、随時
お知らせしたいと考えています。
●東芝は、社内の問題を内部通報で処理する仕組み
持っています。今回の問題では、内部通報システム
は機能したのですか。
●銀行から約6,000千億円の追加融資を受けとの話を
聞きました。その場合、銀行からリストラの提案が
出るのではと心配しています。
●粉飾決算が原因で、社員はどうなるのかな。
何かリストラが行われるのか不安です。
●今回の問題で、東芝の下請け会社には、
どのような影響が出るのかな。
●粉飾決算に対する世間の風当たりが強くて、
東芝マンとして、肩身が狭いです。
●東芝株を、社員持ち株制度で勧められて購入して
います。株価が下がり損失が大きいです。
「私は約300万円の損失です。」
「私は200万円です」
●退職金をつぎ込んで、会社に委託・運用して
もらっている年金は、どうなるのか心配です。
●社長、副社長、財務担当の役員、パソコン担当の
役員が責任をとって辞職するのだから、この粉飾決算
は重大な問題だなあと、あらためて思いました。
●私たち社員は、遵法(じゅんぽう)教育を受けて、
法律を守って仕事をするように、厳しく言われています。
会社のトップが法律を破るとは思わなかった。
●2006年2月に、原子力事業会社のウエスティング・ハウス社
を買収したとき、買収を担当したのが佐々木さんで、その論功行賞
で佐々木さんが社長になった。
社長としての資質が適正なのか疑問をもっていた。
●東日本高速道路(NEXCO東日本)など(前の日本道路公団)の、
高速道路の料金自動収納システム(ETC)設備の工事案件の
会計処理が、不正だったとして上げらて驚いた。
日本道路公団時代から、このようことは、行われていたし。公共
企業なので、予算で仕事をしなければらないので、来期の予算で
処理する場合もあるからね。
●私の職場(事業)でも予算達成のため、操作して売り上げを
立てたことはありました。
●2001年のリストラ以降、必要な時間をかけたモノ作りが
できなくなった。
新製品を作り上げるのは1年はかかる。短期間で結果を出せ、
売上を計上せよとせまられる。短い無理な工程で設計、製造
するから品質が悪くなる。
●売り上げを立てるため、出荷試験・検査が終わっていない
製品を無理に納品して、後で品質トラブルを起こしてしまった。
●2006年に、原子力発電プラント向け流量計の試験データの
改ざん問題を起こしました。これも試験で社内基準をクリア
していないのに出荷したから。
●開発費が削られ、開発期間が短くて、東芝独自で開発する
製品が作れなくなってきた。他社メーカーの新製品をコピーして、
類似製品を作ったりしている。
●組織をカンパニー制にしたのが問題、総合電機メーカの
強みが発揮できない。
●3期(6ヶ月+6ヶ月+6ヶ月)赤字が続いた事業は、
存続するか、つぶすかの検討委員会にかけられる。
●事業を他社に売却したとき、以前は売却先の会社に出向して、
数年で東芝に戻ってこれた。銀行の自動預金支払い端末を
沖電気に売却したときなども、そうだった。
いまは戻れない。2010年に携帯電話事業を富士通に売却した
とき、そのまま富士通の社員になってしまった。
●東芝の社風は、学歴偏重で、学閥がある。
組織には、多様な意見が必要なのに、意見をハッキリ言う人は
敬遠される。職場に多様な意見を受け入れる余裕がない。
●1年に4回、四半期ごとに収支報告をするようになったが、
業務が増えてたいへん。
日本の商習慣に合わない。
ヨーロッパや米国は即現金取引なのに、日本は手形取引で
支払いは3ヶ月後である。
●東芝は、東京・浜松町の本社ビルを、野村不動産に売却したし、
川崎の小向事業所の前にある東芝ロジスティックの土地も、
売却した。お金がなくて、キャッシュフローが厳しいんだね。
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