[職場だより]  2015年05月31日   職場のつぶやき1
携帯電話事業で富士通に転籍した課長が退職

 いまから4年半前、東芝は赤字経営におち いっていた携帯電話事業から撤退するため、 富士通に携帯電話事業を譲渡しました(2010年 10月1日付け)。そのとき300人前後の労働者が 富士通に転籍しました。

 転籍当時は、富士通の携帯電話事業は、まだ 順調でした。しかし、しだいにiPadやスマートフォン の時代になり、海外メーカとの競争激化、普及の 飽和による需要数の減少などで、富士通の携帯電話 事業も厳しくなってきました。

 1年半ほど前から富士通でも携帯電話事業の人員 削減が行われていました。東芝から転籍した労働者も、 富士通のパソコン事業の職場などに配転させられて いました。
 そのような中で、東芝から転籍した課長(GPM)が 富士通を退職しました。

 このことが東芝の職場で話題になりました。課長は 優秀でしたし、職場での信頼も厚い人でした。

 携帯電話事業から撤退のとき、東芝に残された労働者 のグループは、引き取り先、配属先がなかなか決まらず、 あちこちの職場に出向応援させられました。長い人は2年 にもなりました。やむなく退職した労働者もいました。

「行くも地獄、残るも地獄だね」とのつぶやきが出ました。
                  東芝の職場を明るくする会
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