[職場だより]  2015年01月18日   成果主義賃金4
真面目に働くので評価はずっーとAランク

 Cさんは30代の後半です。コンピューターのソフト ウェアの設計の仕事をしています。仕事もしますし、 職場の人とも普通に会話します。マナーもあり、ごく 普通の社会人です。結婚もしていてお子さんもおられ ます。

 ソフトウェアの設計の仕事量は膨大です。一人で全部 できるものではありません。たくさんの人が分担して 設計して、一つのプログラムとして完成します。

 Cさんの評価はいつもAランク(普通)です。理由は たぶん普通の人だからです。

 同じ職場にDさんがいます。30代前半です。Dさんも プログラムの一部を分担して設計しています。Dさんも 普通の人です。職場内のほかの人と比べて、抜きん出て 仕事ができるというわけではありません。

 Dさんは声が大きいです。俗に言う「態度が大きい」 です。Dさんは、自分が担当して設計したプログラムに ついて、東芝の技術雑誌「東芝レビュー」に発表した こともありました。(内容の評価については割愛) Dさんの評価はEランクです。(Aランクの上)

 成果主義賃金といっても、仕事の成果だけで決まらな いと、職場の労働者は思っています。
成果主義賃金で、人間関係がしっくりいかなくなる、 各自が知識・技術・ノウハウを囲い込んでしまい、職場 組織全体の技術レベルアップにつながらないなど、マイ ナス面が生まれました。

                  東芝の職場を明るくする会
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