[職場だより] 2015年01月12日 成果主義賃金3
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成果主義賃金だから評価はBランク
Bさんは50才になります。入社以来デジタルプロダクツ
事業部門(パソコン、ハードディスク、テレビ、携帯電話
など)で働いてきました。毎月60時間の残業をして、一生
懸命働き成果も上げてきました。
この10年、デジタルプロダクツ事業部門は、リストラが
頻繁に行われました。担当していた製品生命の終えん、事業
の縮小などで、Bさんも職場を何度か移りました。携帯電話
事業の日野工場の閉鎖、テレビ事業の深谷工場の閉鎖などで、
デジタルプロダクツ事業部門そのものがなくなりました。
Bさんにかぎらずデジタルプロダクツ事業部門で働いてい
た労働者は、余剰人員とされ行き先がありません。3ヶ月、
6ヶ月、1年の期間で倉庫作業員、家電量販店の店頭販売員、
「電子デバイス事業部門・社会インフラ事業部門」の製造
現場作業員などとして出向しました。
出向するBさんの評価は、Bランクだと言われました。
Bさんの資格は副参事だったので、成績査定の比率が大きい
ため、一時金は人には言えないほど少なくなりました。
Bさんは、マイホームのローンを、ボーナス払いが多めで
組んでいたため、家計費の大幅切り詰めをしなければなら
なくなりました。
デジタルプロダクツ事業部門をなくしたのは、会社の経営
方針で、責任も会社にあります。
Bさんに責任はないのです。しかし成果主義賃金という名目で、
大幅な賃金カットが行われるのです。
東芝の職場を明るくする会
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