東芝賃金・資格差別是正争議
第1次申立人10名に対する中央労働委員会命令について
2004年12月
人権を守り差別のない明るい職場をつくる東芝の会
(略称:「東芝の職場を明るくする会」)
会 長 金 子 剛
中央労働委員会(以下、中労委)は、2004年11月30日に東芝賃金・資格差別是正事件について、神奈川県地方労働委員会(以下、神労委)の初審命令を基本的に維持する全面勝利命令を初審申立人に交付した。
初審申立人10名は、「東芝の職場を明るくする会」の差別是正申立人として、1995年8月に神労委へ不当労働行為救済申立てをおこない、2001年4月に「資格、役職、仕事給職群・等級を同期同学歴入社者の中位に是正せよ」という全面勝利命令を勝取った。
「東芝の職場を明るくする会」は、今回の中労委全面勝利命令を次のように受け止めて、争議を早期に解決するために奮闘しますので、引き続きのご支援をお願いします。
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中労委命令は、神労委命令を基本的に維持した全面勝利命令である。
中労委命令は、自主的・民主的労働組合活動に取り組んできた初審申立人らを「問題者」として差別し、東芝扇会を使って労働組合に対する支配介入を行ってきたことを明確に断罪したものである。
「東芝の職場を明るくする会」は、2003年3月から2004年5月に、新たに9名の第2次神労委申立てを行い、2005年春には個別立証を終える状況を迎えている。この中労委全面勝利命令は、第2次神労委闘争でも有利な局面を開くものである。
「東芝の職場を明るくする会」は、東芝争議の早期解決をめざして、神奈川労連をはじめとする労働組合ならびに民主団体の皆さんのご支援による支援共闘会議の早期結成をめざして、職場と地域での運動をさらに強化する決意である。
以上 |
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