トピックス          2009.1.24

    電機労働者懇談会 09春闘勝利へつどい開く!
 
 「賃金も雇用も」運動さらに!!
       ELIC号外 … 09春闘アンケート中間集計・声・諸要求を勝ち取ろう! ← こちら (PDFファイル:297KB)

  電機… 正規・非正規あわせ 3万人超削減!  ジャンプ
          (電機労働者懇談会調べ)

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 電機労働者懇談会が1月24日、東京都内で 「09春闘勝利・電機のつどい」 を開きました。

 1,200人から寄せられた要求アンケートが紹介され、生活が 「苦しい」 と答えた人が63.7%にのぼり、成果主義賃金について 「良かった」 が5.1%で、「悪かった」 の32%を大きく下回っていることが報告されました。

 春闘提言では、電機各社で派遣社員ら計3万2000人の削減計画があり、雇用を守るたたかいを強調。

 内需拡大で景気回復が必要だとして 「賃金も雇用も」 の立場で運動を広げようと訴えています。

電機労働者懇談会が開いた春闘勝
利めざすつどい
=1月24日、東京都
 桜美林大学の藤田実教授の講演に続いて、「宮崎の日立プラズマディスプレイでは派遣社員250人を減らし、正社員400人を県外へ配転。 代わりに静岡から事業部門を移し正社員を配転する計画だ」 (日立) などと実態を告発しました。

 「NECエレクトロニクス子会社の工場閉鎖で退職強要やめよ、雇用を守れと運動し、労組も頑張って親会社に雇用を確保させた」 (NEC)、「50歳以上の管理職を対象に早期退職募集が行われており、肩たたきをやめよと運動している」 (沖電気) と発言。

 「正社員登用の約束で採用されながら雇い止めされた臨時社員が解雇撤回を求めて提訴した」 (OKIセミコンダクタ多摩)、「雇用延長を拒否され、希望者は全員雇用するという高齢者雇用安定法に反すると労働審判を申し立てた」 (NEC真空硝子の鈴木喜美子さん) と報告が続きました。



 【参照】 電機懇のホームページ

 出典: 日本共産党発行の 「しんぶん赤旗」 2009年1月26日付

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   電機… 正規・非正規あわせ 3万人超削減!
          (電機労働者懇談会調べ)

 電機各社の主な人員削減計画
会社名 人数(人)
東芝 922
富士通 700
三洋電機 1,200
シャープ 585
ソニー 3,000
パナソニック電工 1,000
日立 3,200
ルネサス 1,300
富士電機 2,000
NEC 1,200
日本IBM 1,000
沖電気 400
ローム 1,000
村田製作所 400
パイオニア 300
 電機労働者懇談会調べなどか
 ら作成。 一部実施分も含む
 電機産業で非正規労働者や正規労働者の人員削減計画 (一部実施分を含む) が3万人を超えていることが、電機労働者懇談会の調べで明らかになりました。

 パナソニック、東芝、日立、三洋電機、富士電機など大手17社で3月末までに1万4000人を超える派遣切りが計画されています。

 さらに三洋電機、沖電気、ルネサスなどでは、非正規の削減に加えて正規社員についても数百人規模の削減を計画。 ソニーでは世界全体で1万6000人を超える人減らしを行う方針です。

 電機の大企業は、1990年代後半から2000年代初めにかけての大リストラで多くの正規社員を削減する代わりに、派遣や請負など非正規労働者を大量に雇い入れ、製造拠点の海外移転や分社化などと併せてばく大なもうけをあげてきました。

 電機大手の多くは、07年3月期にはバブル期を上回る利益を計上。 08年3月期の連結決算では、日立、東芝、三菱、NEC、富士通、パナソニック、シャープ、ソニー、三洋電機の9社だけで内部留保 (ため込み利益) が17兆6000億円に達しました。 従業員1人あたりで1,134万円にものぼります。 (電機労働者懇談会調べ)

 同懇談会では、「ぼう大な内部留保のほんの一部を使えば、労働者の雇用を確保し、労働者の賃金も引き上げることができる。 内需拡大による日本経済回復という展望が開かれ、企業業績の回復も図られる」 (春闘アピール) として、大企業に対して社会的責任を果たすよう求める世論と運動を職場から広げていくことにしています。


 出典: 日本共産党発行の 「しんぶん赤旗」 2009年1月27日付、   同党のホームページ

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