労働者の給与19ヶ月減
厚生労働省が2月18日に発表した2013年12月の
毎月勤労統計調査によると、基本給と残業代を
合わせた給与は、以下のようになりました。
260,739 円(前年同月比0.2%減)
給与が前年同月を下回るのは2012年6月から19ヶ月
続いています。
また2013年度の、基本給と残業代を合わせた給与
の月額平均は、以下のようになりました。
260,353 円(前年比0.5%減)
正社員46万人減
総務省が2月18日に発表した2013年平均の労働力
調査詳細集計によると、正規雇用労働者が急減し、
非正規雇用労働者が急増していることがわかりました。
正規雇用労働者 3,294 万人(前年比46万人減)
非正規雇用労働者 1,906 万人(前年比93万人増)
アベノミクスの1年は、大企業は利益を上げましたが、
労働者は正規雇用から非正規雇用に置き換えられ、賃金
も下落した1年でした。
安倍首相は施政方針演説で「企業の収益を、雇用の
拡大や所得の上昇につなげる。それが、消費の増加を
通じて、さらなる景気回復につながる」と言いましたが、
実態はそうなっていません。
労働者と国民が力を合わせ、春闘などの闘いで
賃上げと安定雇用を実現して、景気回復を図るしかあり
ません。
(東芝の職場を明るくする会編集)
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