[職場だより] 2016年02月11日 青梅工場レポ1
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2015年12月21日、東芝は青梅工場の閉鎖、
そこに働く2,000人の従業員を早期退職と配転で
なくしてしまうと発表しました。
突然のことで、職場、地域に大きな驚きと
「リストラやめろ!」の声が上っています。
現地からのレポートを掲載します。
青梅工場閉鎖にショックを受けたOB
私は東芝青梅工場で42年間働いて定年退職
しました。工業高校の電気科で勉強をしてきま
したので、最先端技術のコンピューター工場で
働きたいと思いました。東芝青梅工場に就職が
決まり不安と期待で、九州から上京したことを
思い出します。
入社式には300人位いたと思います。全国から
集って来ましたので九州弁や東北弁の訛りが飛び
かっていました。大きな独身寮や家族寮、また
借上げ寮もたくさんありました。
工場の最盛期には4千人以上の人でとても活気が
ありました。製造ラインが何本もあり、そのまわり
をフォークリフトが忙しく動き回り、また出荷の
トラックが頻繁に出入りしていました。
それから地域に貢献すると言うことで秋には
「東芝青梅まつり」が開催され、地域の方は毎年
この祭りを楽しみにしていました。私も家族で参加
したことを覚えています。
私は青梅の地で家を建て、子供にも恵まれました。
東芝があったからこそ、青梅での生活が成り立って
います。工場で働く後輩たちは本当に不安をかかえて
いると思います。歴代の経営者の不祥事で大勢の仲間
が路頭に迷い、生活が一変することになります。
またこの地域の経済にも大きな打撃を受けることに
もなります。
半世紀にわたり地域に根付いた青梅工場を閉鎖させ
るわけには行きません。
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