[職場だより] 2013年09月08日 リストラレポート3
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リストラで会社の技術力が衰退
今回は、職場や労働者の声を聞いて、共通していた内容を
まとめました。
●リストラは会社の経営方針による一方的なもの
どの労働者も働き続けることを強く望んでいて、意欲も能力も
十分あります。先月までは残業もして頑張ってきたのに、
仕事のミスもしてないのに、リストラと言われて、ショック
だったと語っていました。
どの職場でもリストラは、一方的に上(会社)から降りてきた
のが、ほんとうのところでした。
●できる人(技術を持った人)がいなくなった
「そのこと(専門的な知識・技術)を聞こうと思っても、担当して
いた人が(リストラで)いなくなって、もう分からない。」と
困惑がひろがっていました。出荷した製品の技術的問題の問い
合わせに、残った労働者が苦労していました。
労働者が身につけている、専門的知識や特殊技能…ノウハウは、
それぞれの労働者が時間をかけて習得し、蓄積してきたものです。
それは余人をもって代えがたい財産です。リストラで労働者がいな
くなると、その技術力も失われます。それは会社の技術力の低下に
つながり、企業間競争力の弱体化を招いています。
●労働組合が力にならない
労働組合は、会社のリストラ方針をそのまま受け入れるだけでした。
労働者がリストラの転勤に応じられない個別の事情を持っていても、
東芝労組では解決できないことを認識していました。
相談に行ったら、遠まわしにリストラの転勤に応じてはと、言われた
労働者もいました。
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