“成果主義人事制度の見直しを検討する”              という企業が 7割 を超す!
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  “ 成果主義人事処遇制度・成果主義賃金制度 ” が、多くの企業、とくに大企業に導入されてきました。

 この “成果主義” が導入された職場の労働者からは、

 『 成果主義になって、職場の雰囲気がギスギスしだして、協力し合うことがなくなった! 』、
 『 がんばれば高い評価がもらえて賃金もあがると言われたが、がんばってもむしろ賃金は下がった。』、
 『 最近は仕事の意欲にまでよくない影響が出ているように思える。』、

 等々の声が多く出されています。

 最近、日本能率協会が行なったアンケート調査 : 「成果主義人事制度の今後の方向性」 の結果が発表されました。

 それをグラフで示すと、次のようになります。


 このように、

 『 期待通りでないため、大幅な手直しを検討する 』
と回答した企業が6.4%
 『 期待通りでないため、手直しを検討する 』 と回答した企業が、  
 64.7%、 で、

 これらを合せると “期待通りでないため見直しを検討する” 企業 が 
71.1% に達しています。

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 その理由としてあげているのは、

 ・ 
『 期待通りの成果が出ないから 』
 ・ 
『 成果主義は、なじまない 』
 ・ 
『 個人評価が難しい 』          … など。



 いち早く導入した企業として知られる富士通の人事部にいた人が書いた本
(注)によると、

 “
評価はずいぶんいい加減なものだった。 例えば残業時間や年休取得が多いと低い
  評価にするとか…。 結局、人件費削減が目的だった。


 とのことです。

 (注) 
「内側から見た富士通 成果主義の崩壊」(城繁幸氏著)


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