2005.1.31
神奈川県労働委員会における審問「傍聴記」
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会社側は 細かい “あらさがし” と “伝聞証言” に終始!
尋問のミスを指摘されることも しばしば!!
2005.1.31 : 神奈川県労働委員会第13回審問を傍聴して … (M 記)
この日の審問では、申立人:竹上さん(京浜)の主張への反論と仕事ぶりに関して 遠藤課長が、同じく中村さん(京浜)に関して稲山部長が、平松さん(TMT&D=旧浜川崎)に関して半沢課長が、それぞれ会社側証人として会社側主尋問で証言しました。
会社側は、『 ○○(申立人)は時間中に池の金魚にエサをやりに行ったことがあった。』 とか、『 12時になってないのに食堂に向かったことがあった。』、『 安全メガネをかけなかったことがあった。』、『 パソコンでトランプゲームをしていたと聞いたことがある。』、『 知らない部品が来るとラインが止まる状態だったと△△から聞いた。』 等々、細かい “あらさがし” と “伝聞証言” に終始しました。
また、会社側は、申立人が証言した事実と違う尋問を始めたため、すかさず申立人側の弁護士が 『 速記録のどこにどう書いてあるのですか?』 と指摘し、会社側弁護士が速記録を読んで行くうち、『 あっ、間違ってました。質問を取り消します。』 と言う一幕がありました。
申立人側の弁護士が指摘しなければ、虚偽の尋問と証言がなされるところでした。
さらに、会社側は、“○○さん(申立人)については、全体として・・・・という評価ですね。” という誘導尋問のようなことを繰り返したため、申立人側の弁護士から “ 異議あり! 会社側は代理人(弁護士)が 「申立人に対する評価のまとめ」 をする尋問のやり方ではないですか!!” と指摘されて、会社側代理人は “わかりました。改めます。” と言うような場面もありました。
私は、申立人をことごとく “能力のない、ダメ人間だ” と印象付けようとする証言をそれぞれの上長にさせる会社側のやり方と人権感覚に、強い憤りを感じました。
以上
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