知って役立つ情報   (アドバイス)

退職の強要を断わる 10章
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第 1 章 退職の肩たたき・強要の一切に、『 辞めません。』 と断わりましょう。
第 2 章 辞めない理由を言うとつけ込まれます。
『 辞めません。』 ときっぱり断わりましょう。
第 3 章 『 “辞めません” と言ってるのに繰り返し呼び出すのは “退職の強要” じゃないですか!』 と強く抗議しましょう。
第 4 章 別室で軟禁されたり、仕事を与えてくれないのは人権じゅうりんです。強く抗議しましょう。
第 5 章 出向か配転になるかも知れないぞ と言われたら、『 その時に考えます。』 と答え、応じなれない出向、配転、転籍はきっぱり断わりましょう。
第 6 章 “会社が大変だから” と言われたら、『 私の生活も大変です。』 と断わりましょう。
第 7 章 “関連会社に行って実力発揮を” と言われたら、『 おだてには乗りません。今の職場が最も実力発揮できます!』 と断わりましょう。
第 8 章 家族は退職に反対。家族と子どもを思い浮かべて留まろう!
短気は損気です!!
第 9 章 会社の説得に言葉が詰まったら、黙っていよう!
黙っていることは、退職に応じない一つの意思表示です。
第10章 『 弁護士と相談します。』 とはっきり言い、労働弁護団に相談しましょう。

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 <コメント>

 最近増えているのが、会社の分割や譲渡で 「転籍」 を迫ってくる例です。

 「転籍」とは、今の会社を辞めて別会社で働くことですから、民法では 「本人の同意が必要」 とされています。

 本人は転籍を断っているのに、何度も呼び出しては 「残っても仕事はない」 などと言って退職を迫るのは違法です。

 最高裁は、限度を超えた退職勧奨は違法な権利侵害であり、損害賠償の支払い義務が生じると判断しています。

 日比徹労働基準局長は、国会答弁で、「労働者本人の自由な意思決定を妨げる一定限度を超えた退職勧奨は違法である」 と答弁しています。


 
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