[職場だより] 2025年06月20日 労働組合の役員経験者に聞きました
−東芝は労働組合の役員選挙に手出すなA−
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(1) Aさんは20代の後半のとき職場委員を1期2年間しました。
グループ長(課長)に呼ばれたので行ってみると「7月の役員改選で、Aさんは職場委員になってください。」と
言われました。Aさんは「私には職場委員をする力量は無いので」と断りました。グループ長は
「もう会社で決めたことだから、やってもらいます」と、決定事項で変えられない旨を話しました。
Aさんは2年間、仕事と思って、組合ニュースの配布などでミスしないように、
緊張して職場委員をやったそうです。2年間の任期が終了したときホットしたそうです。
(2) Bさんは上司から次のような話を聞きました。
「(平社員から)主務に昇格するには、3年間の仕事の成績が“良”になることが条件です。
組合の役員をしている従業員は、仕事の成績を“良”にするように会社(総務・勤労)から指示されています。」
「出世して行くには、組合の役員を経験しているのが、有利ですよ。」
(3) Cさんは組合の執行委員を経験された方です。
Cさんの話によると、大半の執行委員さんは、会社から言われて就任した真面目な人たちでした。
上部団体の電機連合などの方針をそのまま職場に伝えて、そつなく任務をこなしていました。
任期が来れば職場に戻り、二度と組合とは付き合いませんでした。
しかし、そうでない人もいました。私の後ろ盾は会社だと権力意識を持ち、執行委員会での話し合いを軽視し、
自分の主張を押し付け、横柄(おうへい)になりました。自己顕示欲も強くなり、ワンマンな組合運営を
行うようにもなり、コンプライアンス違反を起こした人も出ました。
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