[職場だより] 2024年09月10日 突然、あなたの仕事は無いと言われても困ります
−今日の今日まで忙しく働いてきているのに−
|
8月中旬から4千人リストラの面談が始まっています。
東芝の職場を明るくする会に、従業員の皆さんから「早期退職を強要されて困っています」との相談が寄せられています。
面談の席で会社側の言い分は、どの従業員にもほぼ同じで、次のような内容です。
1' いま会社は借金を抱えていて、財務状況はたいへんです。
2' 借金返済、財務状況改善のため、4千人の早期退職を募集しています。
3' 今後、あなたの仕事はありません。早期退職をしてください。
4' 早期退職を断れば、遠隔地の職場に転籍してもらいます。
5' 再就職のために、就職支援会社2社を紹介しますので、活用してください。
会社側の面談者が、リストラマニュアルに書かれている内容を、そのまま話していると思います。
●明るくする会に相談に来られたAさんによると、1回目の面談で「東芝で定年まで働きますので、お願いします」と
答えているのに、2回目の面談が行われ「早期退職をしてください」とまた言われ、丁寧にお断りしたのに、
3回目の面談を行うと言われたそうです。
●Bさんは、家庭の事情で今の勤務地を離れることができません。そのことは会社も理解していました。
早期退職を断ったら「遠隔地に行くことになる」と言われたそうです。これはBさんが辞めざるをえないように
していると、思ったそうです。
●Cさんは、真面目に一生懸命仕事をしてきました。そのことは職場で認められていました。
性格はおとなしいタイプです。1回目の面談で早期退職をお断りしたところ、会社側の面談者は
「早期退職に応じるまで、5回も6回も面談する」とおどされたそうです。
Cさんは次のように話しました。
・突然、あなたの仕事は無いと言われても困ります。
・今日の今日まで忙しく働いてきているのに。
明るくする会に相談に来られた従業員の皆さんは「辞めてしまえば東芝の再建のために、
力をつくすことができなくなります。東芝に残って全力で働きます」との決意のもと、
早期退職はお断りするとのことです。
Dさんは「相談して良かった。明るくする会は(私にとっても、会社にとっても)守り神のようです」
と述べました。
|
|
|