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[職場だより] 2023年05月16日 東芝、非上場化への道を発表
−従業員の皆さんの意見C−
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従業員の皆さんからお話を聞くと、異口同音に
●この10年間、ずっと人減らし・リストラが続き、自分も首切りされるのではと不安だった。
●もう東芝はつぶれる、解体してしまうという心配のなかで働いてきた。東芝マンとして辛かった。
●なんで東芝がこんなになってしまったのか、誰に聞いても、マスコミのニュースを見ても分からない。
●経済誌や経済新聞の東芝問題特集は、タイトルがセンセーショナルなので、買って読んだが、東芝の経営悪化の要因も、
再生への道筋も、書かれていなかった。
と言う声が返ってきます。
このような中で、「しんぶん赤旗」が2023年5月7日(日)から『金融侵略 苦悩する東芝』の特集を掲載しました。
特集は9回連載でした。
『金融侵略 苦悩する東芝』を読むと、
@東芝が1990年代後半から株主第一主義、株主に利益還元偏重の経営にかじを切り、目先の利益を上げる事業ばかりに目を向け、
儲からない事業の切り捨て、人件費の削減、将来の製品開発に使う開発費の削減などをどんどん推し進めて来たこと。
A儲けをねらって、原子力発電機事業に資金も人も集中させる、歪んだ経営を推進したが破綻したこと。
B経営立て直しに、海外の投資ファンドに6000億円の出資をしてもらったが、それが経営への介入や、短期利益の還元を
要求される原因になったこと。その結果、東芝が経営混乱と、衰退につながっていることを、明らかにしています。
●この東芝特集記事は、豊富な資料・データを使い、それを裏付ける綿密な取材を基にして書かれています。
●さらに海外の投資ファンドなどが、会社経営に口出しできるようにした、金融制度や会社制度の改変のことや、
日米政府によって進められた、日本の金融市場の自由化の経過などを詳しく述べています。
●この特集記事は、従業員の皆さんから出されている「なんで東芝(の経営)が危機的な状況になってしまったのか」
の声に、正確に十分に答える内容になっています。また「東芝再生への道筋」を考える上でも大いに役立ちます。
東芝の職場を明るくする会は、この特集記事を大勢の従業員の皆さんや、市民の皆さんに読んでもらいたく
「しんぶん赤旗」に許可をいただいて、ホームページにリンクを貼って載せることにいたしました。
明日から9回にわたって掲載します。
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