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            | [職場だより] 2023年01月25日 東芝の非公開化について従業員の意見は? −マスコミ記者が社風を心配−
 |  マスコミの新聞社や雑誌社から、東芝の職場を明るくする会に取材が続きました。取材の目的は、いま進められている
東芝の非公開化について、従業員の意見を知りたいということです。
 
 取材記者の話によると、東芝の非公開化についての意見を聞くために、東芝の事業所の門前で、従業員に声をかけるのですが、
皆さん「分からない」と言って、取材にならないとのことです。労働組合の本部にも取材したが、非公開化については、
意見が得られなかったとのことです。
 
 記者のかたが「東芝が粉飾決算をした要因の一つに、会社の上(司)に物が言えない社風があったと第三者委員会が指摘したが、
まだその社風が残っているのですか」と言っていました。
 
 東芝の非公開化について、マスコミは次のように報道しています。
 
 ◆東芝の再編を巡って、国内投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)が2022年秋に正式な買収提案をおこなった。
 全ての東芝株を買い取って非公開化することを軸としている。交渉は大詰めを迎えていて、今後は東芝の取締役会や
大株主(海外投資ファンド・モノ言う株主)がJIP案を受け入れるかが焦点となる。
 
 ◇JIPの提案内容
 @東芝の全株を、2兆2000億円で買い取って非公開化する。
 
 A買収資金については、オリックスやロームなど国内企業約20社から総額1兆円の出資の約束を得ている。
 
 B三井住友銀行などの銀行団は、総額1兆2000億円の協調融資をする。
 
 CJIPは早いタイミングで、東芝に対する株式公開買い付け(TOB)を実施する。
 
 
 取材に対して、明るくする会は、東芝の経営のあり方について、従業員の皆さんの意見を聞き、まとめていることを話し、
次のように述べました。
 
 ・東芝の高い技術力を生かした事業や製品は、社会や国民生活の要求に応えるものです。時流に乗り、
利用はますます広がり、成長が大いに見込まれます。
 東芝は社会的、国民的企業として、未来を目指して、経営を行ってほしい。東芝にはその力量があります。
 
 ・従業員が、東芝経営(陣)に求めている第一の意見は、粉飾決算発覚以降行ってきた大量の首切りリストラを、
二度と起こさない、雇用や労働条件を守る経営です。
 
 ・上記の経営を実現する立場で、日本産業パートナーズ(JIP)の非公開化の提案を検討してほしい。
 
 
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