[職場だより] 2023年01月15日 つつましい暮らしの東芝マン
−春闘(賃上げ)に期待する声@−
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東芝の職場を明るくする会は、従業員のみなさんから、春闘(賃上げ)に期待する声を聞きました。
訪問した従業員のAさんの家で、奥様が次のような話をしてくれました。
私は九州の出身です。私が育ったところでは、東芝と松下電器が有名で、どちらも大きくてりっぱな会社と言われていました。
私が「東芝の人と結婚する」と言ったら、父も母も、親戚の人もすごく喜んでくれました。
結婚して3年ぐらいのころ、母がようすを見に上京しました。家に上って、部屋の中を見回した母は、質素な家具などに、
驚いたようです。母は、テレビのホームドラマのイメージから、東京で暮らす一流会社の人は、家具など調度品は
もっとしゃれたものだろうと思っていたようです。
それで、夫の給与明細を母に見せて、東京の物価が高いこと、子供を大学までやるにはお金がかかるので、
その貯金もしなければならないことなどを話しました。
母と浅草などに行き、東京見物をして、喜んで母は田舎に帰りました。それからしばらくしてから、
母からお米が届くようになりました。近所の農家からお米を分けてもらい、送ってくれるのです。
少しでも家計のたしにという、母の優しい心遣いです。
Aさんも奥様も「贅沢はしていないし、車も持っていない。旅行は帰省で九州に帰ることだけ」と言っていました。
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