[職場だより] 2021年06月30日 人員削減の退職強要を止め、過重労働をなくせ
−株主総会で従業員をたいせつにするよう訴える−
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株主総会に出席したAさんはが、会社の利益を作り出す従業員の、健康や人権を守り、たいせつにしてほしいと、
訴える予定にしていた意見の2つ目と3つ目です。
●2つ目は、
人減らしがどんどん進められて、職場からは「人が減って仕事が処理しきれない」という悲痛な声が上がっています。
その結果、過重労働によるメンタル障害を発症する従業員が何人も出ています。
東芝デジタルソリューションズ社で、2019年11月に自殺した30歳の従業員について、川崎南労働基準監督署は、
仕事が原因による過労自殺(過労死)として労災認定しました(2020年12月)。
従業員の健康も命を奪う人員削減は、止めてください。
●3つ目は、
従業員が働きやすい職場作りを進めるためには、労働組合の自主性を尊重し、従業員の意見に真摯に耳を
傾けることが求められます。
東芝では1970年代から扇会という秘密の労務組織を作って、この組織を使って労働組合の役員人事に介入して、
労働組合を支配してきました。このような秘密組織をきちんと解散させてください。
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Aさんの話によると、6月25日の株主総会は、昨年(2020年7月)の株主総会が、公正に運営されていなかった問題、
それを調査した東芝の監査委員会が「社内調査を行ったが、疑いは認められなかった」と結論づけた問題に関して、
出席した株主からたくさん意見が出ました。そのためAさんの、従業員をたいせつにしてほしいという意見は、
時間の関係もあり充分議論できなかったと、残念がっていました。
《完》
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