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[職場だより] 2021年05月30日 東芝の再生、成長の願いに応えられる役員の選出を
−期待される定時株主総会−
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東芝は、第182期定時株主総会を2021年6月25日に開催する予定です。東芝を経営する取締役員候補13名、
執行役員候補15名も発表しました。
東芝の役員や事業について、先行きを不安視するマスコミ報道があります。
@執行役員クラスに、有力な幹部人材がいない。
ADXを推進できる幹部社員がいない。
B車谷前社長がスカウトした役員の居心地が悪くなった。
《これらの報道について、考えてみました。》
まず始めに、マスコミやジャーナリストは、記事を読んでもらうために、読む人の興味や関心を引くように、
タイトルを誇大にしたり、記事内容を面白く書いたり(根拠が曖昧でも)します。
記事に惑わされることなく、冷静な対応をお願いします。
@東芝には優秀な人材がたくさんいます。
批判があるように、2000年〜2015年ごろの東芝は、
(T)社長、会長を歴任し退任した人物が院政をしいて、経営や人事に口出しし続けたり、
(U)公の場で会長と社長が口論したり、
(V)ある役員が銀座で豪遊したり、公私混同の行動をしたり、
(W)一部の役員によって粉飾決算が行われたり、
(X)それを他の役員たちがいさめて、 話し合って経営方針を決めて行く、経営民主主義
(会社民主主義)が機能していなかったりしました。
さらに東芝再建のため2018年4月に外部から招へいした社長が、期待されるレベルが無く
3年で辞任しました。
東芝は12万人の社員を持つ企業です。優秀な社員はたくさんいますが、その発掘、育成
のシステムが上手く機能していませんでした。今はその失敗を教訓に、改善に取り組んで
います。
A東芝はDXに関する技術を持っていますし、DXを積極的に推進しています。
早くからソリューション事業に取り組み2003年10月には社内カンパニーとして
「デジタルソリューションズ社(TDSL社)」を設立しています。
現在TDSL社を先頭に、CPSテクノロジーの先進企業として活動しています。
B東芝は、電機・電子の最先端技術を取り入れて新製品を生み出し、製造している企業です。
したがって必然的に最先端技術や優れた技能を持つ社員が、リーダーになって事業や仕事
を行っています。
優れた人材を活用するため、社員の年齢や性別は問わないし、新卒採用・中途採用(譜代・
外様)での差別や排除もしません。それぞれの能力に応じて適材適所で仕事をしています。
前社長がスカウトした役員も、当然適材適所で積極的に活動しております。
◆DX(デジタルトランスフォーメーション)
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や
社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務その
ものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
◆CPS…サイバー・フィジカル・システム
サイバー(コンピューターやインターネットなど)と、フィジカル(いまの世の中にある
機械、東芝の場合はエレベータ、ロボット、発電機、系統変電機器、パワー半導体、
医療機器、バッテリー、モータ、ハードディスクなど)を結び付けて、超高度な機械の
運転システム(体系、制度、方式、機構、組織)を作り上げること。
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