[職場だより] 2021年05月02日 収益力を上げるためと子会社も社員も売り渡す経営に失望
−東芝、社長交代の深層D−
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2018年11月8日に発表した「東芝Nextプラン」は、会社の収益力を上げるためとして、
東芝グループ子会社365社の25%削減を掲げ、トップダウンで削減を推し進めました。
グループ子会社の切り捨て例 (一部のみ)
◆東芝セキュリティ社 (TOSEC)
東芝グループ各社の警備、消防、防災、動力保守等の業務を行う。
⇒ セコム社に約25億円で売却 2018年8月31日
◆東芝ピーエム社 (TPM)
東芝デジタルソリューションズ社(TDSL)の子会社
ドキュメントの電子化やデータ入力、アノテーションサービス業務を行う。
⇒ トランスコスモス社に売却 2019年11月1日
◆東芝ヒューマンアセットサービス社 (HAS)
⇒ 人事勤労業務をトランスコスモス社に売却 2019年11月1日
◆東芝人材開発社 (HRD)
東芝ヒューマンアセットサービス社 (HAS)
東芝IPRソリューション社 (TIPRS)
マニュファクチャリングソリューション社 (MSC)
⇒ 4社を統合「東芝ビジネスエキスパート社」設立 2019年11月1日
◆TBLSサービス社 (TSV)
東芝情報システムプロダクツ社 (TJPRO)
東芝オフィスメイト社 (TOM)
⇒ 3社をUTシステムプロダクツ社に売却 2020年4月1日
◇東芝セキュリティ社のCさんは、東芝に入社して、工場で電子機器の組み立てをしていましたが、
東芝セキュリティ社の業務にあこがれて(制服姿もかっこ好かった)、東芝セキュリティ社に転籍させてもらったそうです。
東芝社員として誇りをもって仕事をされていました。セコム社に身売りされてショックを受けたと言っていました。
2020年11月11日に発表した「東芝Nextプラン進捗報告書」は、この2年間で72社削減したと報告しています。
さらに今後5年間で約100社削減すると述べています。
《続く》
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