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[職場だより] 2021年04月29日 製造メーカーのトップとして適任だろうか?疑問の声上がる
−-東芝、社長交代の深層B−
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◆2020年5月6日(水) 23:30〜24:28、BSテレビ東京の番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」で、
東芝が1万人の従業員に週休3日制を導入する計画だと報道しました。
現在の勤務は1日8時間、週5日間・40時間働いています。これを1日10時間、週4日間・40時間の勤務に
変更し、早ければ来月(6月)から導入を目指していると述べました。導入の理由として、東芝は新型コロナ
ウイルスの感染対策として、出社日数を減らすためとしています。
この報道を見た社員から「突然で、驚いています。」「(会社から)何も聞いていません。」
「10時間働くのは(身体が)きつい。」などの声が上がりました。
社員のBさんは「製品の受注から出荷まで短納期が当たり前で、いつも必死に作業している。
東芝はセットメーカーだから、下請けの部品メーカーや素材メーカーに、さらに短納期の納品をお願いしている。
金曜日の夜までに納品してもらい、土曜日に休日出勤して組み立てて、月曜日の朝、出荷することがよくある。
週5日で作業工程を立ててきたが、週4日だと?取り引き先と調整できるかな?」
社員のCさんは「車谷社長は東芝にきて2年になるのに、現場のことが分かっていない。」と述べていました。
他の社員からは「新型コロナ感染対策を言うなら、コロナ休暇を設けて、出社を減らす方法もあるのに」とか、
「子供の保育園や小中学校の、社会的に決められている生活サイクルの時間もあるから、10時間勤務になったら
困る。」の意見が出ました。
◆車谷社長はキオクシア社(旧東芝メモリ社)について「興味もないし、経営をする気もありません。」と、
マスコミの取材に答えました。
キオクシア社が製造する“NAND型フラッシュメモリ”は、パソコンやスマートフォンに使われる必須の半導体
ですし、ますます需要は増えていきます。またNAND型フラッシュメモリ技術から、イノベーションで新しい
電子機器が生まれる可能性が十分あります。東芝にとって重要な技術です。それを、興味ないと言い切る姿勢に、
社員は唖然としました。
◆車谷社長は、マスコミの取材に必要以上に応じ、慎重さを欠いた発言が目立ちました。社員の間では
「東芝のトップとして適任だろうか」の声が上がっていました。
《続く》
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