[職場だより] 2020年12月16日 最後は「業務センター」に配転すると脅されて、泣く泣く辞めました。
        −2019年3月31日に東芝エネルギーシステムズ社(ESS)を早期退職したAさん−
 
 11月の末、東芝エネルギーシステムズ社(ESS社)を2019年3月31日に早期退職したAさんのお話を聞くことができました。

 Aさん(年齢50代)はESS社で、技術者として働いてきました。2018年11月8日に会社は突然、800人の人員削減をすると発表しました。 そして年が明けた1月中旬から退職強要の面談が始まりました。Aさんは、自分と家族の生活を考えると、とても会社を辞めることはできません。 それでAさんは面談で「東芝で働きたいので、辞めません。」と伝えました。しかし、面談のたびに会社から再三にわたり「辞めろ」と言われました。

 2019年3月の初め、Aさんと同じように「辞めない」と言っている人が100人ぐらいいることを知りました。そしたら、会社はAさんに 「辞めないなら、あなたを業務センターに配転する。」と脅してきました。そして「今なら間に合う、加算金も付くので3月末で辞めてほしい」 と強引に圧力をかけてきました。Aさんは泣く泣く退職しました。

   *「業務センター」とは、世間でいう「追い出し部屋」のことです。

 Aさんは、この時のことを振り返って、「会社のやったことは違法だ」と言います。従業員が辞めるのを承諾したかのようにいっているが、 とんでもないと言います。「追い出し部屋」で頑張っている人、柏崎工場など遠くに配転させられた人、負けないで頑張ってくださいと言いました。 Aさんはいまだに再就職できていません。

東芝の職場を明るくする会
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