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[職場だより] 2020年07月21日 これでいいのか!課長も苦しい大変な職務。
−人事処遇制度(賃金制度)改定で職場の声D−
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課長(GPM)のYさんからお話を聞きました。
Yさんはインフラシステム事業の職場で、設計技術部の課長(GPM)です。
Yさんのお話を聞いて、仕事の多さに驚きました。
(1)インフラの仕事は、最初に営業部の課員と同行して、まずお客様の要求する仕様を聞くことから始まります。
お客様の要求に従ってシステム提案書を作成します。
工期・納期、費用見積りなど入ったきちんとした書類に仕上げます。
(2)受注が決まれば設計を始めます。 課内のメンバーを集めて仕事の割り振りを行います。
(3)日常的に人員不足(人手不足)ですので、課長(GPM)のYさんも一部分の設計をします。
(4)外注するプログラム(ソフトウェア)の発注仕様書(注文仕様書)も作成します。
(5)システムに使用するパソコンや電源、筐体、ケーブルなど機材の選定を行います。
メーカーのカタログを見たり、直接問い合わせたりして、定格、品質などを調査し、十二分な性能を持ち、
かつ価格が安い製品を選び、購入します。
こちらが要求する性能のものが無ければ、新規設計をお願いします。
メーカーとの打ち合わせに時間を取られます。
(6)お客様から仕様変更の依頼、設計作業の遅れ、購入機材の不具合など、毎日々いろいろな問題が発生します。
それらに必死に対応し処理します。
(7)作業の進捗状況について、部長から絶えず報告を求められます。
日報・週報をまとめるのは、帰宅した夜中の11時ごろからとか、出勤前の早朝5時ごろとか、睡眠時間を削って行います。
Yさんのお話によると、どの課長(GPM)も皆忙しいとのことです。
身体を壊して薬を飲みながら仕事をする課長(GPM)、
夜9時過ぎると奥さんから(健康を心配して)電話がかかってくる課長(GPM)もいるとのことです。
Yさんがまだ主務の時代、徹夜で仕事をする課長(GPM)、
月200時間も残業(課長には残業代は付きません)する課長(GPM)を見たそうです。
Yさんの話を聞いて、今回の人事処遇制度(賃金制度)改定は、課長(GPM)に
「部下とのコミュニケーションを日々1on1で行い、部下を育成する」ように求められています。
現実的にはそのような時間は取れないのでは?と思います。
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