[職場だより] 2020年06月30日 自己啓発でスキルアップし、仕事をテキパキとこなしても評価されない
−人事処遇制度(賃金制度)改定で職場の声B−
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Eさんは、コンピューター関係の部門で働いています。
大学は電子工学部を卒業して、即戦力で仕事をしてきました。
Eさんが担当した仕事は、東芝に多大な利益をもたらしました。
2010年ごろから、東芝は粉飾決算によって、事業の売却やリストラを続けてきました。
そのためEさんもいくつもの配転を余儀なくされました。
配転が続く中で、Eさんの実績や実力を知る上司や同僚はいなくなりました。
いまの部門で働くようになったのは、この業務はEさんしか出来ないという「余人をもって替えがたい」理由からです。
Eさんは、年下の社員や派遣会社の社員8人を取りまとめ、仕事の納期を守り、頑張っています。
Eさんは今でも自己啓発を続けていて、情報処理試験、エクセルやワードの試験などを受験して、最上位の資格を取得しています。
リストラが続く中で1年前、Eさんの上司が「F部長」になりました。
F部長は、コンピューターの開発・設計のプロフェッショナルとはいえず、組織の管理が上手ということで、
部長まで上りつめてきました。
いわゆる体育会系と言われる管理者です。
F部長が部下を評価するポイントは「いつも残業して頑張っているか。
お客様への納期を守るため、ひっしに残業・休日出勤をしているか」というあたりです。
力仕事の姿を評価する古い管理職タイプです。
新規の仕事も、難しい仕事もテキパキとこなしていくEさんは、F部長から見ると
「そう努力をしてない。頑張っているように見えない。」という評価になるようです。
F部長とEさんは、上司と部下の「1on1」のミーティングも行ってきましたが、Eさんの評価は下げられています。
Eさんは、モチベーションが切れそうだと嘆いています。
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