[職場だより] 2020年06月23日 説明を聞いても、実はよく分からない(理解できない)です
−人事処遇制度(賃金制度)改定で職場の声A−
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職場の皆さん、新しい人事処遇制度(賃金制度)の説明を受けるたが、よく分からない(理解できない)と言っていました。
「今回も会社が(一方的に)決めた制度から」と言い、賃金が良くなる(上がる)とは思っていないようです。
……設計の職場で働くAさん(51歳)からの話です。
たしかにAさんが言われるように、前回の賃金制度の改定(2000年)でも結果は賃金が上がったわけでなく、
全従業員の賃金総額は圧縮されて減ったわけですから、そう思うのは経験上とうぜんといえます。
新しい人事処遇制度(賃金制度)は、役割等級が導入され、等級はS4→S3→S2→S1とステップアップします。
等級が高いと賃金も上がります。
等級は上司の評価で、上がることも下がることもあります。
また等級が変わらなくても、毎年評価によって賃金が変わります。
評価は、成果評価と行動評価で行われます。
行動評価の評価項目は「@チームワークAマネジメントB顧客満足度C行動」からなっています。
評価は上司の課長・GPMが行いますが、それは主観で行うことになります。
また課長・GPMに対して、部長や勤労人事部から評価のガイドラインが示されるので、評価はいっそう作為的になります。
新しい人事処遇制度(賃金制度)は、50代の従業員に、転職、
出向・転籍などの進路変更(東芝退職)を自ら判断して決めるよう勧めています。
社会的に結婚する年齢が上がり、30代で結婚する人が増えました。
子供さんが高校、大学に通うとき年令は50代です。
教育費がかかる時期に退職などできません。
Bさんは、自分の賃金はどのくらいになるのか、東芝で定年まで働いていられるのか、不明感が増すばかりだと話していました。
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