[職場だより] 2020年05月11日 東芝 1万人に「週休3日制」導入
        −5月6日(水) BSテレビ東京が報道−
 5月6日(水) 23:30〜24:28、BSテレビ東京の番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)、 メインキャスター大江麻理子氏」は、東芝が1万人の従業員に週休3日制を導入する計画だと報道しました。
 現在の勤務は1日8時間、週5日間・40時間働いています。  これを1日10時間、週4日間・40時間の勤務に変更し、早ければ来月(6月)から導入を目指していると述べました。  導入の理由として、東芝は新型コロナウイルスの感染対策として、出社日数を減らして感染リスクを抑えるためとしています。
 この報道を見た従業員から「突然で、驚いています。」「(会社から)何も聞いていません。」 「週5日で部品の入荷、出荷の作業工程を立ててきたが、週4日だと?取り引き先と調整できるかな?」 「10時間働くのは(身体が)きつい。」などの声が上がっています。
 1日の労働時間は8時間という決まりは、歴史的にも、世界的にも、法律的にも決まっています。
・1886年5月1日、米国の労働者が8時間労働制を要求してストライキに立ち上がり、 これに世界の労働者が呼応して国際的共同行動を起こしました。(メーデーの歴史から)
・日本の労働基準法 第32条は、次のように述べています。
第32条(労働時間の原則)
@ 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。
A 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を越えて、労働させてはならない。
 安易に1日の労働時間を10時間に変えることなど、やってはいけないのです。  歴史的、世界的、法律的に反するこのような労働条件の変更を行おうとする東芝の経営陣の見識が問われます。  特に、車谷暢昭 社長の責任は大きいです。
東芝の職場を明るくする会
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