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[職場だより] 2020年05月06日 新型コロナからの感染を防ぎ、命と職場(雇用)を守るため
−医療体制を削る国の政策を見なおせ−
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東芝のグループ会社、加賀東芝エレクトロニクス社(石川県能美市)の構内で、
新型コロナウイルス感染のクラスターが発生したことが、
石川県や北國新聞社(石川県金沢市)のホームページなどから確認できました。
4月27日時点で感染者は20人です。
加賀東芝エレクトロニクス社は、保健所の指導のもと、構内の消毒作業を行いました。
加賀東芝エレクトロニクス社の構内では、約2000人の労働者が半導体製造などの業務で働いています。
最初に新型コロナウイルスに感染したと思われる男性は、
4月6日(月)に38度台の発熱、咳、全身倦怠感、咽頭痛の症状が出ました。
PCR検査を4月15日(水)に受け、陽性であることが判明しました。
発症してからPCR検査まで9日間もかかっています。
もしコロナ感染が疑われる症状が出たら、速やかにPCR検査を受けられる体制になっていれば、
感染の拡大を防ぐことができたかもしれません。
日本で新型コロナウイルス感染者が増え始めた2月ごろから、
PCR検査がなかなか受けられないことが問題になってきました。
5月4日に開かれた、新型コロナウイルス感染症対策を検討する政府の専門家会議でも、
PCR検査数が他の国と比べても「明らかに少ない」と指摘され、検査を拡充し、
早期診断と適切な治療につなげることが必要との訴えがありました。
●人口10万人あたりのPCR検査数
・イタリア 3159件
・ドイツ 3043件
・アメリカ 1752件
・シンガポール 1708件
・韓国 1198件
・日本 187件
*5月4日の専門家会議の資料から
PCR検査を拡充するために、医療機関への支援を強化するように、国会で再三取り上げられ、
議論が行われました。
しかし、政府・安倍政権はこの緊急事態に十分に応えていません。
反対にこの間、政府・安倍政権は、社会保障費抑制のためとして、
424の公立・公的病院をリストアップし、病床削減や統廃合を求める政策を推進しています。
コロナ対策の強化を言いながら、他方で地域医療の要である公立・公的病院の再編統合を進めるなど、
明らかに矛盾した態度です。
私たちの命と職場(雇用)を守るために、政治にも目を向け、
医療体制を削る国の政策を見なおせる行動に、力を合わせて取り組みましょう。
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