[職場だより] 2020年01月22日 うつ病になった従業員の賃金は、最大幅で引き下げる
−従業員を使い捨てる賃金制度(人事処遇制度)は許せません−
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会社が2020年4月1日から実施する、賃金制度(人事処遇制度)の改定内容が明らかになってきました。
その中で見過ごせないのは、「心身に病気のある人は、能力や実績に係わらず、(毎年)最大幅で賃下げを行う。」という改悪項目です。
心身の病気とはうつ病を指していると思います。
うつ病は長時間過密労働が原因で発症します。
いま社会問題になっています。
会社側の働かせ方が問題なのに、発症した従業員は使い捨てにする、このような人事処遇制度は、余りに身勝手で許せません。
長時間過密労働が原因で、うつ病になり苦労されている従業員の姿を、ご紹介します。
会社のやり方は、いかに非人間的か明らかです。
●府中事業所で働くAさんやBさん、Cさんは、コンピューター関係の開発、設計の仕事をしています。
入社してからずっと長時間労働です。
多い時は毎月100時間前後の残業が続きました。
仕事の成果は高く、社内表彰も受けました。
しかし、長時間労働が原因の過労からうつ病を発症し、治療で休職しました。
復職して、また頑張っていますが、長時間労働とリーダーとしての責任の重さは変わっていません。
再発しないよう、不安をかかえながら働いています。
●小向事業所で働くDさんは、電波機器の開発、設計の第一人者として、働いてきました。
Dさんの設計した製品は東芝に大きな利益をもたらしました。
Dさんは何年にもわたる長時間労働が原因で、うつ病になりました。
治療のため休職しました。
Dさんは「自分は、会社のために、全力で働いてきたので、会社は私をたいせつにしてくれる」と思っていました。
しかし、復職して職場に戻りましたが、評価は最低に落とされていて、自分に関係のない設計ミスまで負わされていました。
会社のひどい扱いにショックを受けたDさんは、病気になりました。
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