[職場だより] 2019年12月18日 地球温暖化対策に、再生可能エネルギーで発電を
−原子力発電は、安全性も経済性もありません−
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COP25(国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議)が12月15日に閉幕しました。
日本は、温室効果ガスの削減のため、石炭火力発電から脱却して行くよう、各国から強く求められました。
東芝の職場を明るくする会は、8月31日(土) 川崎市内で原発問題を考える学習講演会を開催しました。
元東芝原子炉格納容器設計技師で、工学博士の後藤政志氏は講演のなかで、
発電のコストについて以下のように述べました。
◆発電の実際のコスト(1970〜2010年度平均)
(単位:円/キロワット時)
| コスト合計 | 発電に直接 要するコスト | 研究開発 コスト | 立地対策 コスト |
●原子力 | 10.25 | 8.53 | 1.46 | 0.26 |
●火力 | 9.91 | 9.87 | 0.01 | 0.03 |
●水力 | 7.19 | 7.09 | 0.08 | 0.02 |
・一般水力 | 3.91 | 3.86 | 0.04 | 0.01 |
・揚水 | 53.07 | 52.04 | 0.86 | 0.16 |
後藤政志氏は、水力、風力、太陽光、波力など再生可能エネルギーでの発電がコストも低く、メリットがあことを力説されました。
東芝も脱原発へ向かい、会社再生を図ることが望ましいと述べました。
また学習講演会に参加した皆さんから、原発を製造してきた東芝は、
今後出てくる原子力発電所の廃炉について、その技術を蓄積し、廃炉事業に取り組むことが、
責任を果たすことになるとの意見が出されました。
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