[職場だより] 2019年09月18日 需要と供給のバランスで、今はメモリー価格が底値
−下期に向け価格の改善を計り、頑張る東芝メモリ社従業員に聞く−
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東芝メモリ社の従業員の皆さんから、お話を聞きました。
東芝メモリ社は、10月1日から社名を「キオクシア社」に変更します。
◇インタビューの内容
・メモリー価格の下落で厳しい時期ですね。
半導体メモリーの特性で、たえず価格が高値、底値と波打つんですよ。
需要と供給のバランスが要因です。
これまでも、この繰り返しでしたから。
下期には改善していくと見ています。
岩手県北上市に建設の新工場は、操業に向けて動いています。
ただ、メモリー価格が底値のため、営業損益が赤字の状況なので、動きの勢いはトーンダウンしています。
製造装置の多くは四日市工場から移設します。
昨年度の積極投資から、ブレーキがかかった感じになっています。
職場では、最近の東芝グループ各社の動き(目先の利益を上げるためリストラ人減らしをする)を見て、
東芝メモリ社もリストラをするのではと、先行きへの不安感があります。
・インタビューの中で、以前の総合電機メーカー東芝の話が出ました。
東芝の半導体メモリー事業は稼ぎ頭で、東芝の収益をけん引してきました。
それでも、半導体メモリー価格の宿命で、高値、底値の波を繰り返し、価格が底値で営業損益が下落したとき、
総合電機メーカーの力を発揮して、他の事業部門が利益を上げて助けてくれました。
今はそのようなことも出来ないね。
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