[職場だより] 2019年09月02日 原発ゼロ、再生可能エネルギーへ転換を
−原発問題を考える学習講演会を開催−
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東芝の職場を明るくする会は、8月31日(土) 川崎市内で原発問題を考える学習講演会を開催しました。
講演会のチラシを見て参加したという原発問題を考える市民グループ、脱原発運動の市民グループ、くらし・平和運動に取り組む女性グループなど、
さまざまな団体のメンバーが出席されました。
また神奈川県議会議員の君嶋ちか子氏、川崎市議会議員の渡辺学氏、かながわ総研の岡本一氏も列席しました。
参加者数は会場いっぱいの60名になりました。
元東芝原子炉格納容器設計技師で、工学博士の後藤政志氏が「原発の仕組みから見た安全性」について講演しました。
講演に続いて参加者から質問、意見、感想が次々に出されました。
質問には後藤氏が何度も登壇して丁寧に答え、熱気あふれる講演会になりました。
◇後藤政志氏の講演「原発の仕組みから見た安全性」の要旨
●BWR(沸騰水型)発電プラント、PWR(加圧水型)発電プラントの仕組み
●事故を起こした福島第一原子力発電所1〜4号機の現状
・汚染水について
・除染で出た汚染土の保管
●原子力発電所を襲う災害について
・地震 ・津波 ・火山の噴火 ・飛行機事故
●福島第一原子力発電所で安全機能がなぜ働かなかったのか
・地震による外部電源の送電線、変電所の損傷
・津波による所内電源の喪失、破損
・圧力容器の冷却停止
・炉心損傷
・水素発生、水素漏洩、水素爆発
・原子炉格納容器貫通部の有機シール材の耐熱弱点
・原子炉の水位計が機能しない
●原子力発電での安全性の考え方
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