[職場だより] 2019年04月12日 従業員の人生を壊さないでください
−早期退職の強要は、支援ではありません−
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東芝の職場を明るくする会に、従業員の皆さんから「会社から早期退職を強要されて困っている。」という相談が、たくさん寄せられてきました。
その中でA子さん、B男さんの例を紹介します。
お二人とも今年の1月から、何回も上司や総務人事担当者に呼び出され、下記のような内容で早期退職を強要されました。
●4月以降あなたの職場はありません。
●あなたの経験にに合った仕事を、4月以降提供するのは難しいです。
●あなたを最大限支援するための、早期退職優遇制度であり、再就職支援制度です。
NEXTプランの一環としてやっています。
あなたを最大限支援させていただくというのが、会社の考え方です。
●4月以降出向されて、そこの仕事があなたに合わなくて、(自己)退職される。
その時になって、早期退職優遇制度を使っていればよかったと思っても遅いです。
私はあなたを助けたいと思って、早期退職優遇制度の申し込みを進めています。
●東芝は非常に厳しい状態です。
もともと10兆円規模の会社だったのが、今度は3兆円・4兆円になるわけですから。
そうすると、それに見合った体制にしていかないといけなくなってきた。
それであなたに合った仕事を4月以降提供するのは難しくなりました。
「車谷会長も、(従業員削減は)自然減、自然減と新聞では報道されましたが、必要ならそれぞれの事業部で、どんどん(従業員削減を)やるんですと話しているんです。」
●早期退職優遇制度については、労働組合にも提案して了解意を得ています。
その上でお話をさせてもらっています。
●最終的には、早期退職に応ずるかどうか決めるのは、あなたの判断です。
A子さんは会社の執拗な退職強要に耐えきれなくて、無念の思いで退職されました。
会社の説明は、話があへこべです。
早期退職優遇制度は、支援ではありません。
従業員を助けたいのなら、早期退職の強要を止めてください。
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