[職場だより] 2019年03月28日 東芝の再生のために、その3
−労働組合に求められるもの−
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東芝は、原発事業の失敗や不正会計処理で、困難な経営状況です。
会社の経営は、商法や会社法に従って行われています。
商法や会社法に定める手続きよって、株主総会で選任された取締役が、経営を行います。
総会での議決権の数は、保有する株の量に比例します。
したがって、株を多数保有する投資ファンドなど大株主の意向や要求が、経営に反映されようになります。
投資ファンドの目的は、安く買った株を、高く売り抜けて儲けることです。
東芝の株を保有する投資ファンドは、東芝の再生や成長は後回しにして、東芝株の値上がりを図るため、
事業部門の選別・切り捨て、従業員の削減などのリストラを要求、実行させています。
東芝の従業員は、東芝で働くことを誇りにしています。
東芝が厳しい経営にある中で、東芝の再生と成長を願って、歯を食いしばって頑張っています。
株主とて、東芝という会社を構成する従業員の意思を、無視することはできません。
「人員削減、株主への利益還元」という投資ファンドの短期的利益・圧力に流されず、
豊富な人材を新しい事業に振りむけ、成長する東芝を目指す経営を行うよう、労働組合が経営陣や株主に要求し、
立ち上がることが、いま一番求められています。
東芝の職場を明るくする会に寄せられる職場の声は「労働組合に頑張ってほしい」という、強い願いです。
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