[職場だより] 2019年02月26日 50代だから解雇していいなどと言うのは許せません
        −従業員の年齢構成で50代が多いのは理由があります−
 東芝エネルギーシステムズ社(ESS)や東芝デジタルソリューション ズ社(TDSL)、および関連のグループ会社で早期退職面談が続いています。
 会社は従業員の年齢構成グラフを見せて、「人員構成で多いのは50代の層だ、人員適正化を図るため50代の従業員に辞めてもらう」と説明しました。
 50歳から59歳の従業員の皆さんが東芝に入社されたのは、1980年から1990年の間です。  この時期は、日本は経済が好況で、世界第2位の経済大国でした。  東芝の経営状態も良好で、事業拡大や、人手不足解消のため毎年1000人を超える新入社員を採用しました。  新入社員も即戦力として活躍し、残業や休日出勤もこなし会社の発展につくしてきました。  1990年以降日本経済が停滞期に入ると、東芝も新入社員の採用を抑制し、2001年9月には従業員約1万7千人を早期退職などで削減する大リストラまで行いました。  これ以後、仕事が増えても人員は増やさないという経営方針によって、職場では長時間過密労働が慢性化しました。
 現在、人員構成で50代の従業員が多いのは、日本や世界の経済状況に対応して、会社が人員適正化を図てきた歴史的経過によるものです。  50代の従業員は、会社を支えてきた人たちです。これからも十分働けます。
 投資ファンドなどの短期的利益・圧力のため、人減らし(人件費削減)をして、目先の利益を上げる経営は、長続きしません。  豊富な人材を活用し、再生・成長する東芝になりましょう。
東芝の職場を明るくする会
連絡先  メール akaruku-tsb@kki.ne.jp