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[職場だより] 2018年11月03日 働く一人ひとりを大切にして、東芝の再生を
−アンケートから見えてくるもの・その2−
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東芝の職場を明るくする会は、東京・神奈川・千葉・三重(四日市)の東芝グループ事業所の門前で、ビラ・アンケートを配布してきました。
その結果、20代から60代の従業員の皆さんから、様々なご意見が寄せられました。
それらのご意見を、掲載します。(順序不同です)
●危機の回避に向け全社一丸になる必要がある。
●右にならえという人が多く、反発や不満を言うと相手にされなくなる。
おかしいことでも当たり前のようにまかりと通ってしまう。
●(東芝グループ会社なので東芝本体の)言われたことに逆らえず、余計な仕事が増える一方です。
(東芝本体の担当者から)パワハラを幾度となく受けていて、会社に相談したが、何の対応もされずにいます。
●東芝本体の社員だけを守るのではなく、グループ会社や協力会社の、派遣や請負の社員の雇用も守ってほしい。
売却した事業部門の派遣社員を解雇するのは反対です。
●給料が下がり、相変わらずパワハラが許されており、嫌気がさした仲間が東芝を去っています。
ぜひ皆で頑張って、会社を支えていきたい。
●正直に働く従業員のために、今後も活動を継続してください。
●ファンドの先の見えない指示に従って何があるのか。
長期的に成長できる企業戦略を立てて、東芝の経営を回復していくべきです。
●分社化は、グループ内契約の煩雑化、諸業務の増大など、グループ本来のスリム化の課題に背を向けている。
このような経営では東芝の再生は困難です。
●経営陣だけだはない、末端の組織にもプレッシャーやパワハラの風土が根づいてしまっている。
若手社員は、未来に絶望している。
●2014年に、東芝グループA社から、東芝グループB社に出向し、その後、転籍しました。
元の会社も人員減で大変と聞いています。
47名で転籍してきましたが、その後自己都合退職の形で10名の方が辞めて行きました。
私の現職場での個々の人たち(同僚・上司・後輩)は良い人たちばかりですが、組織としては雰囲気は悪く、閉塞感・息苦しさを感じる毎日です。
顧客からの修理受付業務には、その悪い雰囲気を出さない様、励んでいます。
修理機の修理はもちろんお客様の心・気持ちも修理(直す)する気持ちで対応しています。
●年齢の高い方ほど、小学生レベルの道徳ができていない。
仕事の決まりを守らないで、言われればその時だけ、口先だけです。
それを見て下の者が見習ってしまい、悪循環になっています。
●東芝本体の不正会計の影響で、グループ会社への監査が厳しくなり過ぎてしまい、本来の業務に支障をきたしている。
●会社を辞めるのは好い奴ばっかり。
管理者は部下に命令するだけ、下からの提案を受け入れる度量がない。
●31年間働いてきたが、良い点は思い浮かばず、無理を強いられるだけの思い出しか無い。
客先にうそをつく体質が改善されない限り、東芝の向上は無い。
●東芝メモリ社の社員です。
ウェスチングハウス社の損失を補うために売却されるのは、納得いかない。
他に責任を取るべき組織があるはずだ。
●リストラで人が減った分、残った人への負担が大きい。
粉飾問題以降部品の入荷などフォローが大変。
●社員はリストラされて路頭に迷ったり、収入が激減している。
その一方で不正にかかわった幹部たちは、退任しても子会社へ天下りしたり、平然としていることが非常に腹立たしい。
●原発と軍需産業に頼る国策会社から経営方針を転換しなくては、東芝の再生はない。
技術と人を再生エネルギー分野に投入して、真に社会の役に立つ企業になることを願う。
●女性差別、年齢差別、会社施策に意見を言う社員へ、会社は圧力をかける。
●形式だけのコンプライアンス教育、見せかけの成果発表展など、形式的、虚飾の業務を廃止すべきです。
●コーポレートも、分社も、グループ会社も、派遣社員も、オール東芝で一つになってやってきたのに。
今は個々に分断され、コミュニケーションが無くなり、業務に影響している。
●北上事業所(岩手県)への異動の話も「行くのか」「会社を辞めるのか」と、断わることは出来ないという感じでした。
個人の都合は、やはり通じないんだなと思いました。
●中途採用の社員でも、区別することなく、組合の意義が感じられ、活動にも参加できるように願いたい。
残業時間の削減などを進め、心身ともに健康で生活できるように。
●見た目のパフォーマンスだけでは、大企業の体質は直らない。
スピードが大事な時です。
現場に権限を与えられる思い切った経営ができる本社になってほしい。
一般社員の現実は、過重労働で、給与が減っています。
●子供の教育費がかかる年になってきたが、収入が上がらず、地位も低いままで、モチベーションが上がらない。
仕事の成果を、正しく評価し、ふさわしい人が昇進・昇格しているとは思えない。
評価基準も分からない。
会社のために頑張ろうという気がおきない。
●そもそもハラスメントが何かをわかっていないと思います。
「ハラスメント」「メンタルヘルス」等々言葉の意味を理解していないのではないでしょうか。
●責任者は「コミュニケーション」が必要と言いますが、改善されていません。
例えば、上司たちも「会社のことを悪くかけないから書きずらい」と言う会話をしております。
何か問題があると「報告がないからとか、報告書の書き方が悪いから分からなかった」と部下に責任を押し付けるセルフがよく聞こえます。
「それが直すべき風土?」と思えます。
改善が進まない体たらくぶりには心底がっかりしています。
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