[職場だより] 2018年07月30日 「粉飾問題・巨額損失」の犠牲が従業員に押し付けられ、進まない社風の改善
−東芝メモリ社の従業員アンケートの結果から@−
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東芝の職場を明るくする会は、東芝メモリ社、および関連会社の従業員の皆さんに、職場のようすを尋ねるアンケートをお願いしました。
アンケート(用紙)は、6月に、四日市工場(三重県)、大船事業所(横浜市)の門前で配布し、7月に回収、集計しました。
●経営幹部は「粉飾問題・巨額損失」の経営責任を果たしていますか?の問いに対して、
85%の従業員が「犠牲を社員に押し付けている」「反省の態度がみえない」と回答しました。
◇粉飾決算、巨額損失に関わった社長が、法律違反に問われ逮捕されないのはおかしい。
投資の責任は経営幹部が取るべきだ。 との意見がありました。
●事業所の閉鎖や事業の売却などで、職場の異動を経験しましたか?の問いに対して、
54%の従業員が「転籍、配転、応援、出向した」と回答しました。
◇出向させて、自主退職させようとしているのでは、との意見がありました。
●仕事の過重負荷や過度なプレッシャーはありますか?の問いに対して、
「大いにある」と答えた人が62%、「少しある」と答えた人が23%、でした。
◇次のような意見がありました。
・上から仕事の押し付けばかりである。
・休憩、休息が無くなってきて、サービス残業が増えている。
・人材が不足しているにもかかわらず、開発機種が増えている。
・仕事量が増えた。リストラや移動に不安がある。
・仕事が増えている。若手の層が薄い。
・残業が定常化している。疑問を感じる。
●社風について、「物言えぬ風土」「上司に逆らえない空気」「パワハラ」などの問題が指摘されていますが、
改善が進んでいますか?の問いに対して、100%の従業員が「改善がすすんでいない」と回答しました。
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