[職場だより] 2018年06月01日 東日本大震災・福島第一原発事故から7年
−原発周辺地域は、田んぼが雑草・雑木で荒廃−
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2011年3月11日に発生した東日本大震災・福島第一原発事故から7年2ヶ月が経ちました。
東芝の職場を明るくする会は、5月下旬 福島第一原子力発電所周辺地域の現状調査を行いました。
調査を行った地域は、下記のとおりです。
・南相馬市
・浪江町
・双葉町(福島第一原発立地町)
・大熊町(福島第一原発立地町)
・富岡町
・楢葉町
・広野町
・いわき市
住民の方から、原発が水素爆発を起こした時の、緊迫した非難の様子のお話もお聞きしました。
また、放射能による健康被害を心配しながら生活されているとの、お話もありました。
現地を見て心を痛めたのは、田んぼが耕作できないため放置され、雑草に覆われていることです。
場所によっては雑木も生えてしまっていました。
再び田んぼに戻すのは、困難になっています。
5月の新緑で町も丘も、山も美しく染まっていました。
その緑色の風景の中に、除染で取り除いた表土や草木を入れた「フレコンバッグ」
の黒い袋の野積みが、あちこちに置かれていて、緑と黒の異様な光景です。
町には人の姿がありません(見かけません)。
富岡町では「富岡町民憲章」のカンバン
(写真参照)が立っていました。
それには「子供をみつめ、延びゆく力を育てましょう」と書かれていました。
富岡町では、原発事故前は小中学校が4校あり、1,487人の生徒が通学していました。
2018年4月時点では小中学校が1校(同じ校舎で)になり、生徒数はたったの17人とのことでした。
福島第一原子力発電所の入り口に向かう道路を、
「TOSHIBA」の赤いロゴマークを付けた白色の大型バス(東芝バス)が走っていました。
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