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[職場だより] 2018年04月01日 事業の切り売りに不安の声、社風の改善を望む強い要望
−職場アンケートの回答から見えるもの(3)−
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明るい会は、東芝従業員の皆さんに職場アンケートをお願いしました。
アンケートに書かれていた意見の内容(主旨)をお知らせします。
●メモリや映像事業の売却について、
・東芝は、利益を出す事業が無くなってしまう。
・東芝の将来性が見えなくる。
などの、不安の意見がたくさんありました。
●「粉飾問題・巨額損失」の経営責任について、
・いまだに原因が明らかにされていない。
・再発防止策が有効的に進んでいない。
ことなどを挙げて、東芝の再起のために、きちんと速やかに行ってほしいとの意見が多数ありました。
また、経営陣や会社幹部は「東芝扇会」の影響を受けているので、改革が進まないのではと、
指摘する意見もありました。
●社風の改善について、
・まったく改善が行われていない。
・昔のままで、何が変わったか分からない。
・会社組織の上からも、管理職からも、変化がない。
などと、職場の様子が報告されていました。
そして、
・あい変わらず「物言えない」、「逆らえない」
・改善できる会社になれないのでは。
・期待ができない。
などの意見ばかりでした。
●自由記載欄に次のような意見もありました。
・おごりのあった経営役員がいた。
・リストラ、人員削減で仕事が増えた。
・仕事もあり、業績も上げているのにリストラなんて、納得できない。
・賃金カットで生活がたいへんになりました。
・パワハラがあります。
・50代で辞めさせられたら、再就職先が見つからない。
(注)
「東芝扇会」は、東芝の勤労部が労務管理の1つとして、元公安警察官を使って、
労働者を監視するために育成した秘密組織です。
労働組合活動を真面目にやるような労働者を排除するなどの活動をおこなったり、
労働組合の役員になり、労働組合の活動を、資本からの独立という基本原則から逸脱させ、
第二勤労部といわれるように自主性を欠いたものにしました。
会社は、扇会のメンバーに昇給、昇格の出世を与えて、利用しました。
東芝で出世するには扇会に入れと言われるまでになりました。
その結果、扇会のメンバーが多数、経営役員や会社幹部になりました。
しかし純粋に、扇会のメンバーの経営能力、業務管理能力、部課長としての職務能力などを、
いぶかしむ意見も、以前からありました。
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