[職場だより] 2018年02月20日 こんな首切りは許されない(2)
−派遣会社に出向させ、1年後に転籍・解雇−
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東芝デジタルソリューションズ (TDSL)などが行っているリストラは、
派遣会社・再就職支援会社に出向させて、1年後に転籍させて首を切るという手口です。
出向させる派遣会社のリーディング・エッジ社について、この会社をよく知る労働者から話を聞きました。
この会社の事業は、派遣業です。 派遣先企業と、労働者一人当たりの派遣料を契約します。
派遣料は会社の取り分と、派遣労働者に支払う給料に分けられます。
給料は、月30時間の残業込みで30万円ぐらいです。 30万円もらえるのは、とても高いレベルとのことです。
年間の給料が200万円台の派遣労働者もいます。
リーディング・エッジ社の派遣先企業の1つについて、その企業をよく知る労働者からも話を聞きました。
その派遣先企業は、最近も社員のリストラを行っていたとのことです。
人手不足は、派遣労働者を6ヶ月とか、1年とか契約して補充するとのことです。
契約料の引き下げ要求は、絶えず行っているとのことです。
調査で見えてきたのは、派遣労働者の給料の低さと、仕事の不安定性です。
いつまで派遣先企業で働けるかの保証が無いのです。
派遣労働者は、技術の習得やスキルアップは、自分でしなければならないし、
派遣先企業の仕事にマッチしなければ、契約解除されてしまいます。
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