[職場だより] 2018年02月15日 仕事があるのに人減らしをするなんて
−東芝デジタルソリューションズ (TDSL)のリストラは違法−
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東芝デジタルソリューションズ (TDSL)は、53才以上の社員を300人リストラすると発表し、
しかも実際は、53才以下の社員もリストラ対象で、メチャクチャな首切りを推し進めています。
○裁判などで、リストラが有効と認められるためには一定の要件が必要です。
それは下記に示す、整理解雇の4要件(4要素)です。
第1…人員削減の必要性があるのか。
第2…解雇回避の努力をする義務を行っているか。
第3…解雇すべき人員の選定に合理性があるか。
第4…労働組合又は労働者に対して整理解雇の必要性やその具体的内容(時期、規模、方法等)
について十分に説明をし、これらの者と誠意をもって協議・交渉を行なっているか。
TDSLのリストラは、この4要件のいずれも満たしていません。
Aの職場は仕事があり忙しいのに、リストラを進めています。
社員がそのことを指摘すると、部長は「派遣会社の人を雇う。」と答えました。
Bの職場では、リストラの対象にされた社員は、職場の中で主力になって仕事をしている人でした。
Cの職場では、リストラの対象にされた社員を、部長が何度も呼び出し「仕事はない、辞めろ。」とおどし、
退職をせまっています。
Dの職場では、リストラの対象にされた社員が「わかりました、それでは転籍受け入れ先の東芝グループの会社に行きます。」
と申し入れたのに、部長は「だめだ、あなたは早期退職しかない。」と拒否しました。
会社が作成した資料でも、毎年60才で定年退職する人が多数いて、数年で退職者は300人になります。
いま急いでリストラする理由はありません。
会社はリストラの理由として「会社成長のため」と言っていますが、ソリューション事業で最も必要で、
たいせつな人材を失っては、事業の成長はありません。
明るい会には、たくさんの社員の方から相談が寄せられています。
皆さん、理由のないリストラに、毅然として対応しましょう。
東芝を、正義がとおる社風の会社にしていきましょう。
経営陣の不正や暴走を止められなくて、東芝は経営難に陥りました。
二度とこのようなことを起こさないために、いま社員が力を合わせて声を上げましょう。
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