[職場だより]  2018年02月04日 こんな首切りは許されない
               −派遣会社に出向させ、1年後に転籍・解雇−
 東芝デジタルソリューションズ (TDSL)、東芝インフラシステムズ (TISS)、 東芝エネルギーシステムズ (ESS)の行っているリストラは、あまりにもひどい方法です。
 リーディング・エッジ社やテンプスタッフ社などの派遣会社・再就職支援会社を利用しての首切りです。  これらの会社に出向させて、1年後に転籍させるという手口です。  転籍させてしまえば東芝側は責任が無くなります。  リーディング・エッジ社やテンプスタッフ社などは「あなたの派遣先はありません。」と言えばよいわけですから、ひどい話です。
 これまでも、このような首切りは社会問題になり、国会でも取り上げられてきました。  突然の退職勧奨を受ければ誰でも動揺する。  その動揺を見越したうえで、巧みに自主退職へと導く「退職勧奨マニュアル」が作られていて、 また首切りを引き受ける再就職支援会社も存在することが、明らかになっています。
 東芝デジタルソリューションズ (TDSL)は、53才以上の社員を300人リストラすると発表しています。  早期退職に応じれば、退職金に加算金を上乗せすると言いました。 ところが53才以下の社員にも早期退職を迫っています。  呼び出した面談の席で会社側は「あなたは53才なっていないので、加算金はありません。」と平然と述べています。
 呼び出された何人もの社員が「東芝グループの他の会社に転籍してもかまいません。  遠隔地なら単身赴任もします。」と言っても、会社側は「あなたが働く場所は東芝にはない。  派遣会社に行くしかありません。」と冷たく応えるだけです。  「子供が学生で、いま教育費がかかるので、ここで働かせてください。」 と懇願した社員に対しても、会社は「あなたが働く場所は東芝にはない。」と突き放したそうです。
 東芝の職場を明るくする会は、首切りから労働者を守る活動をしています。  困ったことがありましたら、明るくする会や、電機・情報ユニオンにご相談ください。
東芝の職場を明るくする会
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