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[職場だより] 2017年11月05日 東芝の臨時株主総会開かれる
−明るい会は、東芝の再生を願って建設的な提案を行う−
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東芝の臨時株主が開かれました。
・日 時 10月24日(火)10時00分〜12時52分
・場 所 幕張メッセ 幕張イベントホール
・出席者 633名
明るい会は、事前に下記のような質問、意見を文書で提出し、株主総会に出席しました。
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今回の不正会計で、なんら責任のない1万4000人もの従業員を、退職勧奨や工場閉鎖で削減しました。
その結果、従業員・家族の生活は破壊され、地域経済をも疲弊させてしまいました。
巨額損失の責任は全て経営者にあることは明らかです。
不正会計になんら責任のない従業員を、退職勧奨や工場閉鎖等で削減をするのは本末転倒です。
困難に直面している東芝を、再生する力の基は、高い技術や品質を支えている従業員です。
従業員を大切にする経営が求められています。
これ以上の退職勧奨、工場閉鎖による従業員削減は止めるべきです。
また、東芝メモリ社の従業員の、雇用や労働条件を継承することを、売却の条件にしてください。
A
東芝の経営危機は、アメリカの原発メーカー、ウェスチングハウス社を、市場価格の2倍以上、
6,000億円もの巨額で買収し、東芝の財務体力を疲弊させてたのが原因の1つです。
ウェスチングハウス社を買収するなどの経営を推進した、西室氏、西田氏、佐々木氏、志賀氏などの
元社長・会長の責任を問うべきです。
またウェスチングハウス社のダニー・ロデリック(元)会長に、1年間で約21億円もの報酬が支払われたと
報道されています。 報酬返却を要求すべきです。
B
東芝グループのアメリカでの政治献金は、2005年までは年間約1千万円超でしたが、ウェスチングハウス社
を買収した2006年には約1億5千万円、2007年には約2億5千万円と急増し、2016年約2億円超、2017年が
10月現在約1億円と高額が続いています。 この高額の政治献金は何のために、どこに献金しているのですか。
C
2011年の福島原発事故からは、世界各地で原発建設が凍結されています。 また使用済み核燃料の廃棄場所も
ありません。 従って原子力事業に未来はありません。
原子力事業は、廃炉事業のみにして、原発建設・原発再稼動事業からは撤退すべきです。
D
不正会計の調査報告書に「上司の意向に逆らうことができないという企業風土」とあります。
東芝は、1970年前後に、(元)公安警察官を採用して、東芝扇会(後に“自己啓発の会”に改称)という
秘密組織を作り、従業員を監視し、自主的な労働組合運動をする従業員を排除し、上司(会社)の意向に
逆らうと、賃金や昇格で差別する労務管理を行ってきました。
上司(会社)に逆らえない社風の元凶である、東芝扇会(自己啓発の会)を解散させ、なんでも話し合えて、
自由闊達な職場にして、東芝の再生を図ってください。
以上。
また、明るい会は臨時株主総会の会場入り口で、出席者に
「緊急対策で切り下げた 労働条件(諸手当・一時金など)を元に戻せ」と
訴えるビラ
を渡して、宣伝活動(
宣伝風景1、
宣伝風景2)
を行いました。
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