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[職場だより] 2017年07月23日 東芝・過労うつ病労災・解雇裁判
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東芝・過労うつ病労災・解雇裁判のU.Sさん、職場復帰しました。
東芝深谷工場で、液晶開発技術者として働いていたU.Sさん
(当時30才代)は、長時間、過密労働が原因でうつ病を発症し、
2001年9月に休職に追い込まれました。
職場で働く同僚2人が過労死自殺するという悲惨で過酷な労働環境でした。
東芝はU.Sさんのうつ病を、労災にすることを拒否し、解雇するという
ひどい態度をとりました。
やむなくU.Sさんは、労災認定を求めて裁判を起こしました。
2009年5月、東京地裁は「うつ病は過重労働による労働災害」と認める判決を
出しました。 その後、高裁でも、最高裁でもうつ病は、長時間、過密労働が
原因と認定し、東芝は敗訴しました。
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U.Sさん支える会メールレター 第59号 を転載します。
◆東芝・過労うつ病労災・解雇裁判◆
支える会の会員の皆様
いつもご支援ありがとうございます。
昨年2016年8月31日に、12年に及んだ裁判が、原告全面勝訴で終結しました。
労働裁判としては、画期的かつ異例づくしの裁判の終結でしたので、
勝利報告集会を行いたかったのですが、原告の体調不調により、開催できず
申し訳ありません。
さて、原告は、2016年12月9日から、東芝への復帰を開始しています。
会社復帰後の経緯については、原告ブログ「うつ病患者の裁判しながら日記」
会社への復帰カテゴリー をご覧ください。
http://shigemitsu.blog40.fc2.com/blog-category-29.html
現状を報告しますと、復帰後、復職時の待遇をめぐり原告と会社との話し
合いが続いていましたが、結局解決せず、7月5日の話し合いで、
今後は、東芝と団体交渉で解決を図ることになりました。
復帰場所は、原告の希望は通りませんでしたが、川崎にある研究所に決まり
ました。 今後、原告は、川崎の研究所に所属し、リハビリ勤務等々の出社を
しながら、待遇等について、団体交渉で解決を図っていくということになります。
原告の復職作業がスムーズに進むよう、支援活動や宣伝行動等も、活発に行って
いきたいと思っています。 団体交渉等の進捗については、適宜、メールにて報告
したいと思っています。 今後も、ご支援ご協力を、お願いいたします。
なお、原告の東芝への復帰が完全終了した際には、12年に及んだ東芝解雇裁判
闘争の勝利報告会を行いたいと思っています。
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