[職場だより] 2017年04月23日 「東芝」の名前を使った詐欺
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「東芝」の名前を使った詐欺
4月19日に熊本県警は、出資法(預かり金の禁止)違反容疑で山辺節子容疑者(62才)を逮捕しました。
この女性は「東芝など大手企業が資金繰りに困った際、銀行から融資を受けるまでのつなぎの融資として出資する」
との誘い文句で、全国の70人の方から計7億円を集めていました。
このニュースを聞いた東芝の従業員の方が、「東芝は粉飾決算で資金繰りに困っているから(金を)借りる
だろうと思われたのか。」と、ショックを受けた胸の中を語ってくれました。
行き先々で、会う人会う人から、「東芝は大丈夫ですか。どうなりますか。」と聞かれると話す従業員もいました。
東芝OBからは、「この事件は、東芝の苦境を利用した詐欺で、この苦境に至った原因を作ったのは歴代の
東芝経営者ではないか。 粉飾決算と言う大きな詐欺を行った責任者たちは法の裁きを受けているのか。」
そして、原発事業の大きな損失です。
「のれん代を払ってまで買い取ったウェスチンハウス社による大損失で今度は存続の危機を招いている。」
「家電も売り、医用事業も売ってしまって、今度は稼ぎ頭の半導体事業を売るのか。」
そのツケを清算するために虎の子の半導体事業を売ってしまうことになってしまいました。
「大事な体を削り取っているのにも関わらず、まだ原発事業をやろうとしている。
政府のベースロードでの原発発電をより所としているのか?」
危険な原発を造るのではなく、それから撤退し廃炉の事業を展開すべきです。
「郵政でも、西室泰三氏(東芝の社長、会長を務めた)が、オーストラリアの会社をのれん代をつけて
傘下にした会社の損失で大幅な赤字となったと報じられている。
東芝の経営者は驕りではなく、謙虚さが必要なのではないか。」
会社の事業規模が縮小したからこそ、堅実な事業に展開すべきです。
ハイリスクな原発事業をきっぱりと止めて、将来ある未来に進むべきです。
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